SanDiskがメモリスロットに装着するDIMM型SSD、”ULLtraDIMM SSD”を発表

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ULLtraDIMM
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ULLtraDIMM

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SanDiskが業界初となるDIMM接続のエンタープライズ向けSSD、”ULLtraDIMM SSD”をリリースしたとのこと。

Diablo Technologiesとの提携で開発された製品で、DIMM接続、つまりメモリスロット(DDR3)に挿すSSDというシロモノ。

最大転送速度はシーケンシャル読込1,000MB/s、シーケンシャル書込760MB/s、ランダム読込150kIOPS、ランダム書込65kIOPSとのこと。
DIMMごとの容量は200GBと400GBの2種類がラインナップ。
NANDには1xnmのMLC NANDを採用、書込耐性はドライブ容量x10/日で、保証期間は5年。

最大の特徴は、読込時レイテンシ150μs, 書込時5μsという、SATAはもちろん、SASやPCIe接続のSSDと比較して超低遅延な応答速度。

低遅延だと何が改善するのか、といえばアプリケーションの応答時間。
株やFXのような高頻度取引やトランザクション処理、仮想化やクラウドコンピューティングetc…の高速なストレージ性能を必要とするようなサーバー環境で真価を発揮します。

また、普通のメモリスロットに装着できるので大掛かりなインフラ投資が必要ないというのもメリット。

既にIBM製のサーバー、”System x3850″, “System x3950 X6″に”eXFlash DIMM”というブランド名で採用されており、オプションで最大12.8TBの搭載が可能とか(それだけ載せてるとDRAM分のスロットが無くなってそうだけど)。

ちなみに同サーバーでのベンチマークでも公称値通りの書き込み遅延5~10μsを叩きだして業界最小値を達成したとかなんとか。

まぁエンタープライズ向けと書いてある通りコンシューマ向けに出ることは無さそうです。
仮に出回った所で個人が気軽に買える値段じゃないだろうけど……
将来的にはコンシューマ向けにも降りてくる可能性のある技術かなーとは思いますが、その前にMRAMとかReRAMみたいな不揮発性メモリーが実用化まで行ってそうな気がします。

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p class=”via”>via SanDisk, エルミタージュ秋葉原

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