ポップアップ広告は尻から生まれた

世界中のネットユーザーから嫌われるウェブ広告の中でも、特に嫌われている広告ツールと言えばポップアップ広告。

サイトにアクセスした瞬間、別ウィンドウが立ち上がり、オールFlashのド派手な広告が動きまくる、世界中のウェブサーファー達から幾度と無くマウスのフォーカスを奪いまくったインターネットの悪の化身。

ユーザーからあまりにも不評過ぎて、今ではIEやGoogle Chrome、Firefox等、大抵のブラウザからデフォルトでポップアップのブロックがオンになっている始末。

そもそもタブブラウザがシェアの大半を占めるようになった最近では、見かける機会も減ったような気もするけど。

そのポップアップ広告の開発者がThe Atlanticに寄稿したコラムの中で、その開発経緯と理由について語っていた。

ポップアップ広告の開発者は、アメリカ出身のEthan Zuckerman氏。

元々、個人向けのウェブホスティングサービスを提供していたTripod.comのプログラマーだったZuckerman氏。
Tripodの『ユーザーへサイトを提供する代わりに広告を掲載する』というビジネスモデルから、ページに広告を直接掲載させずにユーザーのページと結びつける方法としてポップアップ広告を考えついたんだそうで。

しかし、そもそも『ページ内に広告を直接掲載しない方法』を考えなくてはいけなくなったのは、「自社ブランドとページのコンテンツとの関連を示すことになるのでは」と広告主が心配していたからとのことで、その原因の詳細がこれ。

具体的な話をすると、ポップアップ広告を思いついたのは、大手自動車メーカーのバナー広告がアナルセックスを賛美するページに掲載されてしまい、そのメーカーがあたふたしていたときだ。

via ポップアップ広告の開発者が謝罪–「最も嫌われているツール」 – CNET Japan

ア ◯ ル 。

衝撃的な理由ですね。

今やエロサイトくらいでしか見かけなくなったなぁと思っていたらこんな所に繋がりが。

なおZuckerman氏、ポップアップ広告という業態を生み出してしまったことについては、「意図としては間違っていなかったが、申し訳ない」とのこと。
確かに発想は悪くなかったんだけどな……広告業者がな……

ちなみにZuckerman氏、今はMIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボで主任研究員しつつMIT Center for Civic Media1の取締役やってるらしい。凄い。


  1. 氏には関係ないけど、MIT Center for Civic Mediaのページ、『サイトの証明書は信頼性を検証できません』とブラウザに警告されるんだけど、SSL証明書の有効期限切れてるのかな。