長らくまともなアップデートもなく放置されてきたMac Pro、数年振りに筐体から中身まで新設計されてリリースする!というアナウンスがAppleから行われたのは、昨年6月のWWDC 2012 ……それから早1年と4ヶ月。
22日(日本時間23日午前2時)からサンフランシスコで行われていたAppleによるスペシャルイベントにおいて、ようやくMac Proに関して再度発表された模様。
前回のWWDC 2012ではショーケースの中で展示されていたのみでしたが、今回は展示の際に実際に動作させていたらしく、動作音なども確認出来た様。
実際にハンズオンに参加したTechCrunchによれば
滑らかな円筒形の本体は、殆ど騒音を発しない。上部の排気口から排出されるわずかな空気の音をデモルームの騒音の中で聞くことは不可能だった。
とのことで、あの円筒形のデザインからなる独特な冷却機構は良く動作しているようだ。
また前回のAppleによるスライドの写真が真っ黒だったので分からなかったけど、今回の実物の展示を見ると、黒というよりはガンメタルの方が近い色合いの、鏡面加工された金属に見える。
先のページにも
(筐体)側面は暖いというより熱かったが、触れない程ではない。
とあるので、おそらく放熱するためのヒートシンクとしての役割もあるんじゃないかなと思う。
とにかく、この大きさにワークステーションとしての性能を詰め込んだAppleには驚かされるなぁ。
更に今回新たに分かった点として、各種コネクタポート群は側面の1つのパネルに纏められていますが、どのポートが何のポートなのか分かりやすいよう、それぞれがなんのポートかを示すガイドLEDが仕込まれている。
これは本体を少し動かす事で発光する仕組みになっているそう(上記動画0:13~)。
個人的にこれは良くユーザビリティーを考えているなーと。
コンピューター本体は暗がりに置かれることの方が多いし、見た目の問題あってポートが背面になるよう設置する場合が殆どだと思う。
これがあれば「暗くてなんのポートだか良く見えず、スマートフォンをかざしながらソケットを探す」、「USBケーブルを間違えてLANポートに挿してしまい抜けなくなる」なんて事とは無縁の快適なコネクタ抜き挿しライフを送れますな。
そんな新Mac Proは12月発売。標準構成で$2999から。
via TechCrunch
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