発表が予想されていたCES 2017の基調講演で、まさかのスルーとなった「GeForce GTX 1080 Ti」。AIDA64にそれらしきカードが登録されていたり、輸入品目の登録からVRAMが10 GBだと噂されたりと、存在自体はするらしいが噂だけが尽きない。
そんなGeForce GTX 1080 Tiに、今度は3月発表説が浮上。ソースはWccftech(なので信憑性はアレ)。新たな噂では、3月10日~12日に米ボストンで開催予定のゲーマー向け大規模イベント「PAX East」付近で発表されるらしい。
情報源はNVDIA AIB(Add in Board、この場合はビデオカードメーカーの意)の従業員とかなんとか。Tech Buyer’s Guruも、CESのMSIブースにいた担当者から同様の情報を得ているとのこと。
加えて、オリジナルカードが販売解禁と同時に各メーカーから出るそうで、GTX 1050/Tiよろしく、Founders Editionを含むリファレンスカードは出てこないのかもしれない。
Vega搭載カード(の情報)が出るまでは1080 Tiも解禁されない?
CES 2017で1080 TiをNVIDIAが発表しなかった一方、AMDは次期アーキテクチャ「Vega」採用GPUの情報を一部公開している。
今回のCESで1080 Tiが発表されなかったのは、NVIDIAがVega搭載カードの詳細(発売時期含め)が分かるまで延期したためとも考えられる。AMDは今後更にVegaの情報を公開していくと言っているので、今回のリークが本当なら、逆説的に捉えれば3月頃にVega搭載カードの詳細も発表される(とNVIDIAが読んでいる)のかもしれない。
実際、現状で個人が購入できるビデオカードとしては「Pascal TITAN X」が最速で、対抗カードがライバルのRadeonにも存在しない以上、GeForce GTX 1080 Tiを発売してPascal TITAN Xの売上を鈍らせる必要も無いので、販売戦略としては正しく思える。
とりあえず「計画がキャンセルされました」という話は今のところ出ていないので、1080もTITAN Xも買わずに待っている人はまだ希望を持って良いかと。自分は先日GeForce GTX 1070を買ってしまいましたが。
個人的にVegaの仕様(特にメモリ周辺)が想像を完全に裏切っていてかなり面白かったので、1080 TiよりもVegaの情報がもっと欲しい。
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