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近日発表と噂されているNintendo Switch Pro関連のネタをもう1つ紹介。
Wikipediaに登録されたOrin SoCのダイ写真
リーカーの@kopite7kimi氏が、Wikipediaから拾ってきたというSoCのダイ写真をツイートしていました。
この写真はT234というSoCのダイ写真ですが、これがSwitch Pro搭載のSoCのベースになっているとされるNVIDIAの車載用SoC「Orin」のダイ写真であるとのこと。
T234はTDP 65Wのため、Switch Pro搭載のSoC (TDP 15W?)と同じものではありません。が、これを縮小したカスタムSoCが「T239」としてSwitch Proに搭載される可能性を指摘しています。
OrinではTDP 15Wの「Orin S」構成が用意されているため、T239はOrin SベースのSoCとなる可能性が高いと言えます。
なおOrinは車載用SoCであり、ゲームコンソール用途には不要な機能などが多数含まれているため、Orin Sそのままではなく、それらはSoC上から省かれるか(トランジスタはそのままに)無効化されるなりしているはず。
気になるのはOrinにはTensorコアは含まれるものの、レイトレーシングアクセラレーターであるRTコアは非搭載という点。Xbox Series/PS5世代に合わせて搭載してくるのか否か注目したい。
GPUはLovelace OR Ampere?
同氏は以前からOrinのGPUについて、現行のAmpereアーキテクチャではなく次世代の「Lovelace」が搭載される見込みと何度か言及しており、今回の写真でGPUはAmpereとされているものの、あくまでLovelaceが搭載されるとの姿勢を変えていません。
しかし、LovelaceではSMあたり6つのサブコアを備えているという情報があり、今回の2,048コアという情報と矛盾しています(6で割りきれない)。
そのため、OrinのGPUアーキテクチャがLovelaceであった場合、SMの設計はAmpereを踏襲した特殊なものかもしれません。LovelaceのAmpereからの改善点については今の所不明ですが、推論処理性能を強化した新世代Tensorコアや、キャッシュ周りの強化などが予想されています。
またアーキテクチャがAmpereのままであった場合でも、Lovelaceで採用される予定のいくつかの機能を組み込んだ「Ampere+」とでも言うべきコアになる可能性があるため、中々興味深いポイントです。
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