旧Microsoft Edge、4月でWindows 10から削除―Chromiumベースの新Edgeへ強制移行

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遂にMicrosoft独自レンダリングエンジンのWebブラウザが完全終了。

2月5日に更新されたOffice 365 Blogによると、旧「Microsoft Edge(旧Edge)」をWindows 10から削除するWindows Updateが4月に配信される。

すでにBlinkエンジンのChromiumをベースとした新「Microsoft Edge(新Edge)」が提供されていますが、ダウンロードはオプション扱いでユーザー任せでした。今回の4月アップデートで、強制的に新Edgeへ移行させる模様。

旧Edgeのサポートは2021年3月9日で終了することは2020年8月に発表済みでしたが、サポートの終了に合わせてエンドユーザーのWindows 10上からも削除される。

なお、Windows 7/8/8.1については、そもそも旧Edgeがインストールできないので無関係。

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新Edgeがインストール済みなら旧Edgeの削除のみ行われる

旧Edgeの削除と新Edgeのインストールは、以下のバージョンのWindows 10を対象に2021年4月13日に予定されているWindows 10 Updateで適用される見込み。

  • Windows 10 version 1803 全エディション(2018年4月リリース)
  • Windows 10 version 1809、すべてのエディション(2018年10月リリース)
  • Windows 10 version 1903、すべてのエディション(2019年5月リリース)
  • Windows 10 version 1909 全エディション(2019年10月リリース)
  • Windows 10 version 2004 全エディション(2020年5月リリース)
  • Windows 10 version 20H2 全エディション(2020年10月リリース)

20H2ではすでに新Edgeがデフォルトブラウザになっているため、新規インストールは行われず旧Edgeの削除のみ適用される。またその他のバージョンでも、既に新Edgeをインストールしている場合は旧Edgeの削除のみ行われる。

旧Edgeで使われている独自開発レンダリングエンジン「EdgeHTML」についてはサポートが継続され、EdgeHTMLを利用しているアプリへの影響は無いとのこと。WebView1を使っているアプリはとりあえず4月のWindows Update以降も使えそう。そのうちWebView2に切り替える用に通知される?

レンダリングエンジンとしてはまだサポートが残っているとは言え、こちらも時間の問題なので、初代Internet Explorer 4.0から続くTridentの系譜が遂に途絶えると思うと少し感慨深いが、Web開発者にとっては悲願成就への一歩かもしれない(後方互換性確保のために残っているIEが消えるまで終戦しないだろうけど)。

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