THX AAA採用で199ドル!中華アンプ市場に殴り込む「Drop + THX AAA One Linear Amplifier」

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Drop + THX AAA One
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Dropから新たなTHX AAAアンプが登場。Dropにて卓上ヘッドホンアンプ「Drop + THX AAA One Linear Amplifier」のプリオーダーが開始されました。

出荷予定日は2021年5月1日。めちゃめちゃ先ですがDropのメーカーコラボオリジナル製品は大体こんなもんなので……

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既存のバランス接続対応アンプ「Drop + THX AAA 789」に続いて、THX AAAテクノロジーを搭載したアンプ。AAA 789以上に高コスパなアンプとして開発されているようです。

THX AAAは低ノイズを実現するアンプ技術。技術的な詳細についてはDrop + THX AAA 789のレビューを参照してください。

価格はDrop + THX AAA 789よりも100ドル安い199ドルで、 7月23日までの先行予約価格では50ドルOFFの149ドルで買える。

(日本だと送料で15ドルくらい追加で掛かるけど)中華アンプ並に安い。実際、中華系メーカーが幅を利かせている低価格帯市場でも十分戦える値段になっています。

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仕様

基本仕様は以下の表の通り。上位機のTHX AAA 789の仕様も併記しました。

製品THX AAA OneTHX AAA 789
出力端子6.35 mm金メッキTRS標準フォーン(Neutrik製)
RCA x2(プリアンプ)
6.35 mm金メッキTRS標準フォーン
3.5 mm TRS金メッキステレオミニ
4ピンXLRキャノン(バランス)
RCA x2(パススルー)
入力端子RCA x23ピンXLRキャノン(バランス)
RCA x2
入力インピーダンス1 kΩ50 kΩ
最大入力不明ゲインI / II: 7 Vrms or +19 dBu
ゲインIII: 2.1 Vrms or +8.5 dBu
出力ゲイン0.25x/1.0x/ 4.0x (-12/0/+12 dB)0.33x/1.0x/3.3x (-10/0/+10 dB)(シングル側)
サイズ207 x 206 x 30 mm210 x 230 x 57 mm
重量1,300 g1,520 g
付属品100-240 V対応ACアダプター100-240 V対応ACアダプター

大体見て分かる通り、THX AAA 789からバランス入出力を省いてコストを抑えたのがTHX AAA Oneということになる。

僅かな差ではあるものの、ゲイン設定の上下幅が大きくなっているのは改善点として挙げられる。高感度なIEMだとかを繋ぎたい場合は音量を絞りやすくなっているハズ。

フロントパネルからはXLRと一緒に3.5 mm TRSフォーンも消えている。まぁ変換プラグくらい皆持っていると思うので潔くて良いんじゃないでしょうか。

バックパネルを見ると、やはり入力がRCAのみに削減。一方で、THX AAA 789ではパススルーだったRCAの出力が、プリアンプのラインアウトへと変わっています。ACアダプタは100-240 V対応で変わらず。

公称測定値

公称測定値もTHX AAA 789と比較。一応プリアンプ側の測定値も載せました。

製品THX AAA OneTHX AAA 789(シングル側)THX AAA One(プリアンプ)
最大出力(チャンネルあたり)2,700 mW @ 16Ω
1,500 mW @ 27Ω
280 mW @ 300Ω
140 mW @ 600Ω
3,000 mW @ 16Ω
1,800 mW @ 32Ω
200 mW @ 300Ω
100 mW @ 600Ω
140 mW @ 600Ω
 Voltage: 9.0 V / +21 dBu @ 600Ω
周波数応答-0.03~+0.01 dB @ 20 – 20kHz-0.03~+0.01 dB @ 20 – 20 kHz
-0.15~+0.05 dB @ 10 – 50 kHz
信号対ノイズ比 (SNR)140.2 dB @ 300Ω, <10% THD136 dB @ 300Ω, <1% THD140.2 dB @ 600Ω, <10% THD
全高調波歪(THD)-143 dB (0.000007%) @ 300Ω, 1 mW
-135 dB (0.000018%) @ 300Ω, 100 mW
-135 dB (0.000018%) @ 32Ω, 1 mW
-133 dB (0.000022%) @ 32Ω, 100 mW
-130 dB (0.000032%) @ 16Ω, 1 mW
-125 dB (0.000056%) @ 16Ω, 100 mW
-143 dB (0.000007%) @ 300Ω, 1 mW
-135 dB (0.000018%) @ 300Ω, 100 mW
-135 dB (0.000018%) @ 32Ω, 1 mW
-133 dB (0.000022%) @ 32Ω, 100 mW
-130 dB (0.000032%) @ 16Ω, 1 mW
-125 dB (0.000056%) @ 16Ω, 100 mW
-142 dB (0.000008%) @ 600Ω, 1 mW
-118 dB (0.000126%) @ 600Ω, 50 mW
相互変調歪(IMD)-114 dB (0.000398%) @ SMPTE (70 Hz+7 kHz), 300Ω
-131 dB (0.000028%) @ DFD (18 kHz+19 kHz), 300Ω
-117 dB (0.000141%) @ SMPTE, 300Ω
-125 dB (0.000056%) @ DFD, 300Ω
-114 dB (0.000398%) @ SMPTE, 600Ω, 1 V
-131 dB (0.000028%) @ DFD, 600Ω, 1 V
クロストーク-93 dB (0.003162%) @ 300Ω-90 dB (0.003162%) @ 300Ω-110 dB (0.0003%) @ 600Ω
ノイズ電圧1.2 uV(ボリューム最大, A特性)1.2 uV(A特性)0.95 uV(ボリューム最大, A特性)
出力インピーダンス< 0.1 Ω< 0.05Ω< 0.1 Ω

周波数応答やTHD、ノイズ電圧などは変わらず(そもそもAAA 789側の測定値はバランス入力 – シングル出力の測定値なので同条件の比較になっていませんが)、SNRやクロストークなどで若干の改善が見られる。SMPTE条件下でのIMD、インピーダンスはAAA 789の方がやや優秀。

総じてTHX AAA 789のシングル出力と遜色ないか、あるいは改善が施されていると言って良さそう。

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変わらぬ低ノイズ設計でコスパは更に向上、最初の1台にピッタリ

シンプルにTHX AAA 789からバランス関連機能を省き、変わらない低ノイズでクリーンな音を実現しているらしい。

バランス接続の環境が欲しいとか、低感度ヘッドホンを爆音で鳴らしたいといったニーズがないなら、高いコスパでほぼ完璧と思える1台。良いヘッドホンやイヤホンを買って、それに合わせてアンプを初めて買うならコイツを買っておけば、まず失敗はしない中身になっています。

難点は発売日がやたら遅いところですが、Dropあるあるだから如何ともし難い……

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