【レビュー】ハイエンドアンプを凌ぐHi-Fiヘッドホンアンプ「Massdrop x THX AAA 789 Linear Amplifier」

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GroupBuyサイトのDrop(旧Massdrop)で、ヘッドホンアンプ「Massdrop x THX AAA 789 Linear Amplifier」を購入したので、紹介&レビュー。

自分はMassdrop時代の初回Drop(2018年8月)に参加して入手しました。本体+送料は367.01 USD(購入時のドル円レートで41,440円)。これに税関通過時の消費税が+3,315円で、総額は44,755円でした。

現行機は「Drop + THX AAA 789 Linear Amplifier」に名前が変わり、価格も400 USDへ値上げ。外観のロゴが変わっただけでちゃっかり50ドルほど値上がりしてますが、公式には何も書かれていないものの、中身がマイナーアップグレードされている?という噂もあったり無かったり。

Dropとメーカーとのコラボ製品の常ですが、欲しいときに買えないという入手性の悪さは変わらず。

AAA 789に関しては、10月時点で在庫は無いながらもプリオーダーはできるようです。発送は次ロットの生産待ちですが。

THX AAA 789は、DropとTHXのコラボで製品化されたヘッドホンアンプで、THXは映画関連の音響技術や評価などを手掛ける、ハリウッド大作でお馴染みの「Deep Note(幼少期に観ると怖い)」で有名なあのTHX。

THX Broadway

そしてTHXが開発&特許を取得した、「THX Achromatic Audio Amplifier (AAA)」というアンプ技術を採用しているのが今回買ったAAA 789アンプ。

市場で売られているヘッドホンアンプはDAC機能も内蔵しているものが大半ですが、こいつはガチの単機能アンプなので別途ライン出力のあるDACを用意しないと使えません。

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製品仕様

製品の基本仕様はこんな感じ。付属電源は100~240 V対応のACアダプターで、コンセントプラグもUSプラグなので日本なら変換プラグ不要。製品保証はメーカー保証1年付き。

仕様THX AAA 789
出力端子6.35 mm金メッキTRS標準フォーン
3.5 mm TRS金メッキステレオミニ
4ピンXLRキャノン(バランス)
RCA x2(パススルー)
入力端子3ピンXLRキャノン(バランス)
RCA x2
入力インピーダンス50 kΩ
最大入力ゲインI / II: 7 Vrms or +19 dBu
ゲインIII: 2.1 Vrms or +8.5 dBu
周波数応答-0.03~+0.01 dB @ 20 Hz – 20 kHz
-0.15~+0.05 dB @ 10 Hz – 50 kHz
信号対ノイズ比 (SNR)136 dB @ 300Ω, <1% THD
サイズ210 x 230 x 57 mm
重量1,520 g
付属品100-240 V対応ACアダプター

本体背面

背面にはRCAのアンバランス入力x2と、3pin XLRのバランス入力x2の端子が配置。RCAアンバランス出力x2のスルーアウトもあり。トグルスイッチは、信号入力が2時間無かったら自動で電源をオフにするか、その機能を無効化するかの切り替え用。

本体前面にはシングル(アンバランス)出力の3.5mm TRS(ステレオミニ)、6.35mm TRS(標準フォーン)と、バランス出力の4pin XLR(キャノン)の3つの出力と、3段階で調整できるゲインノブ、入力切り替えボタン、電源ボタン。

入力はシングルとバランスの切り替え式になっているのに対して、出力側は切り替え機能がないので、シングルとバランスに別のヘッドホン/イヤホンを繋いでいても同時に全てから音が出る。なので複数のヘッドホンを挿しっぱなしにするのはオススメしません。

入力の最大許容レベルについては製品仕様の一覧に載っていませんが、フォーラムでDrop側のマネージャーが仕様について投稿しています。

ゲインIの-10 dBモードとゲインIIの0 dBモードは最大7 Vまで、ゲインIIIの+10 dBモードは最大2.1 Vまでで、これはRCAとXLRともに同じ。

+24 dBuとか出力できるプロ向けのオーディオインターフェイスなどと組み合わせる場合は、上限以上のレベルで突っ込んでしまうとAAA 789の内部でクリッピングしてしまうので要注意。

以下はシングルとバランスで違う項目。

出力シングルバランス
ゲイン0.33x/1.0x/3.3x (-10/0/+10 dB)0.66x/2.0x/6.6x (-4/+6/+16 dB)
出力インピーダンス< 0.05Ω< 0.1Ω
最大出力(チャンネルあたり)3,000 mW @ 16Ω
1,800 mW @ 32Ω
200 mW @ 300Ω
100 mW @ 600Ω
6,000 mW @ 16Ω
6,000 mW @ 32Ω
800 mW @ 300Ω
400 mW @ 600Ω
全高調波歪(THD)-143 dB (0.000007%) @ 1 mW, 300Ω
-135 dB (0.000018%) @ 100 mW, 300Ω
-135 dB (0.000018%) @ 1 mW, 32Ω
-133 dB (0.000022%) @ 100 mW, 32Ω
-130 dB (0.000032%) @ 1 mW, 16Ω
-125 dB (0.000056%) @ 100 mW, 16Ω
-143 dB (0.000007%) @ 1 mW, 300Ω
-140 dB (0.000010%) @ 100 mW, 300Ω
-130 dB (0.000032%) @ 1 mW, 32Ω
-130 dB (0.000032%) @ 100 mW, 32Ω
-122 dB (0.000080%) @ 1 mW, 16Ω
相互変調歪(IMD)-117 dB (0.000141%) @ SMPTE (70 Hz+70 kHz), 300Ω
-125 dB (0.000056%) @ DFD (18 kHz+19 kHz), 300Ω
-123 dB(0.000071%) @ SMPTE, 300Ω
-124 dB (0.000063%) @ DFD, 300Ω
クロストーク-90 dB (0.003162%) @ 300Ω-127 dB (0.000045%) @ 300Ω
ノイズ電圧(同ボリュームノブ)1.2 uV(A特性)2.4 uV(A特性)

Discussionを遡ったところ、THXによれば入出力ともにバランス端子が用意されているものの、回路の設計上一部はバランスではないとのことで、バランス入力>アンバランスで増幅>バランス出力という設計らしい。

ちなみに音質的な意味においてフルバランス構成の意味はほとんど無いし、製品価格も抑えられるのでフルバランスの設計にはしていないというTHXの説明がDiscussionにあった。

ASRの測定結果

Audio Science Reviewに高級アナライザー(Audio Precision APx555)を使った計測結果が掲載されているので紹介。

ASRの実測値
SNR123 dB
90 dB @ 50mV
SINAD (THD+N)116.647 dB (0.000147%) @ 1 kHz, 600Ω, 5.7 Vrms
出力インピーダンス
ステレオバランス差0.2 dB(最悪値)

実測でSNRが123 dB、THD+Nで0.000147% (SINAD: 116.8 dB)という驚きの低雑音を記録。この測定値はインピーダンス600Ω、ゲイン設定x3.3、ボリュームほぼMAXというベストケースの測定結果ですが、より現実的な300Ωでの測定も最大出力150 mWでTHD+N 0.000207%、30Ωでも最大出力1,257 mWでTHD+N 0.000319%と非常に優秀。

シングル接続におけるクリッピング直前の最大出力は、300Ωで0.15 W、33Ωで1.3 W。アンバランスとバランスの比較では、50Ω時でアンバランスが最大0.9W、バランスは最大3.5Wで4倍ほどの差。THD+Nはほぼ変わらず。

出力インピーダンスは実測で1Ωなので、必要十分の低さ。周波数応答も40 kHzまでフラットで文句なし。ギャングエラー(左右の音量差)は、最悪値で0.2 dB差なので優秀。

ここまで低雑音なヘッドホンアンプは超高級品も含めて数えるほどしかなく、そういう意味で5万円で買えるHPAとしてはトップクラスの性能と言えるでしょう。

THX AAAとは

そんな低雑音を実現しているTHX AAA技術ですが、キモとなるのは「フィードフォワード エラー訂正トポロジー」だそうで、簡単に言うとアンプで信号を増幅したときに発生する“歪み”部分を抽出して、増幅後の信号に逆相で重ねることで歪みだけを打ち消し、クリーンな増幅信号を最終段で出力するというもの(多分)。

THX曰く、従来アンプ比で高調波歪や相互変調歪 (IMD)、クロスオーバーの歪みが最大で40 dB低減できるらしい。

ヘッドホンアンプ用の技術というわけでもなく、ポータブルアンプやBluetoothイヤホンだったり、用途別にASICや(回路の)リファレンスデザインがあったりする。

モデルナンバーTSX-88(TSX-1138, 1139)THXAAA-0THXAAA-28THXAAA-38THXAAA-78THXAAA-688THXAAA-788THXAAA-888
シリーズAAA CatalystAAA CatalystAAA FrontierAAA FrontierAAA FrontierAAA VanguardAAA VanguardAAA Vanguard
フォーマットASICリファレンスデザインリファレンスデザインリファレンスデザインリファレンスデザインリファレンスデザインリファレンスデザインリファレンスデザイン
説明電源統合ステレオアンプASIC電源統合ステレオアンプ電源統合ステレオアンプ電源統合ステレオアンプステレオアンプ電源統合ステレオアンプ電源統合ステレオアンプデュアルモノアンプ
想定用途ワイヤレスヘッドホン
ポータブルDACアンプ
ヘッドホン端子つきモバイル端末
Bluetooth
無線
ノイズキャンセリングヘッドホン/イヤホン
モバイルアンプ
DAC+アンプ
ハイレゾメディアプレイヤー
モバイルアンプ
DAC+アンプ
ハイレゾメディアプレイヤー
モバイルアンプ
DAC+アンプ
ハイレゾメディアプレイヤー
ハイパワーデスクトップアンプ
DAC+アンプ
ハイパワーデスクトップアンプ
DAC+アンプ
ハイパワーデスクトップアンプ
DAC+アンプ
特徴長時間バッテリー動作Hi-FiAAA-38より安価長時間バッテリー駆動Hi-FiAAA-788よりBOMコストが低いAAA-888よりBOMコストが低い超低クロストーク
回路サイズアンプ: 2 x 1.6 mm WLCSP
電源: 2.3 x 1.7 mm WLCSP
14 x 35 x 2 mm15 x 34 x 2 mm15 x 34 x 2 mm15 x 28 x 2 mm34 x 34 mm34 x 34 mm32 x 39 mm(片チャンネル毎)
出力(16Ω/ch)63 mW / 63 mW63 mW105 mW / 135mW105 mW / 135mW400 mW1,750 mW1,750 mW6,000 mW
出力(32Ω/ch)45 mW / 100 mW45 mW90mW / 169 mW90mW / 169 mW350 mW1,850 mW1,850 mW3,900 mW
出力(300Ω/ch)13 mW / 15 mW8 mW15 mW /30 mW16 mW / 35 mW47 mW275 mW300 mW465 mW
THD(16Ω, -3 dB 1 kHz)-120 dB-133 dB-127 dB-137 dB-133 dB-135 dB-135 dB-140 dB
THD(32Ω, -3 dB 1 kHz)-126 dB-137 dB-131 dB-142 dB-135 dB-135 dB-140 dB-147 dB
THD(300Ω, -3 dB 1 kHz)-126 dB-137 dB-136 dB-142 dB-137 dB-138 dB-145 dB-150 dB
出力ノイズ電圧(A特性)2.4 uVms2.6 uVms1.4 uVms1.3 uVms1.4 uVms2 uVms1.8 uVms1.6 uVms
SNR(A特性)118 dB113 dB124 dB125 dB128 dB133 dB134 dB137 dB

THX 789ではネーミング的にTHXAAA-788ベース、と思いきや、THXAAA-888をベースにコストカットしたカスタム品なんじゃないかという説が濃厚。

基板 Image Source: Audio Science Review

上の基板写真はDropから機材提供を受けたAudio Science Reviewのamirm氏が撮ったものですが、手持ちの実機をバラしてみたら同じパーツ構成であることを確認済み。

初期ロット(手元のAAA 789はシリアルナンバー3桁)の中身は、上記写真と同様に入力段オペアンプに「OPA1602」、AAA回路のオペアンプに「OPA564」が配置されているようです。プラグ類はお馴染みのNeutrik、ではなくZwee製(中国Zhengwei Electronics)だったのでこの辺もコスト削減の一環か。

THXAAA-788のリファレンスデザインが(ステレオで)34mm四方なのに対して、写真から分かるように、AAA 789のAAA実装部分っぽいエリアは明らかに34mm四方よりもデカい。THXAAA-888ベースなら32 x 39 mmが横に並ぶことになるので、丁度それっぽいサイズに見える。

amirm氏の測定レビューでも、バランス入力時の最大出力が3,607 mW (@ 50Ω)とTHXAAA-788の仕様上限を超えているため、やっぱりTHXAAA-888ベースと考えて良さそう。

で何がコストカットされているのかという話ですが、フォーラムで挙げられていたそれっぽい予想は、本来のTHXAAA-888のリファレンスデザインは入力オペアンプが「OPA1612」で、AAA 789では下位の「OPA1602」にグレードを下げることでコストカットしたのでは?というもの。

割と納得できる推測ですが、THXAAA-888のリファレンス通りの製品の基板写真がないので真偽は不明。

ちなみに最初に書いたとおり、現行販売されているAAA 789は、名前が「Drop + THX AAA 789 Linear Amplifier」へ変わると同時に50ドル値上がりしているので、OPA1602AではなくOPA1612が載っている可能性もある。誰かバラして写真載せてくれ。

ちなみにバラすときは、背面のネジを全部と底面の1本を外せば前面パネルと一緒に基板を引き出せる。ネジの規格がトルクスネジ(六角星型、多分T10)なので、それ用のドライバーが無いと開けられない。

使用感

ここからは実際の使用感について。基本的にはDACとしてMOTUのオーディオインターフェイス「UltraLite mk4」、ヘッドホンとしてDropとFocalのコラボモデル「Focal Elex」を組み合わせての感想です。Focal Elexについては別レビューで細かいことを書いてます。

良い点

  • ハイエンドアンプと比べても優秀な超低ノイズ
  • フラットな周波数特性
  • 高インピーダンスヘッドホンでも余裕で駆動できる高出力
  • 低発熱
  • (性能を考えれば相対的には)安い
ノイズレベル

まず、超ノイズを謳うだけあってノイズは聴こえない。ゲイン最大(x3.3)、ボリュームも最大まで上げれば、本当に辛うじてサーっというフロアノイズが聴こえるような……といった程度の「なんとなく気配を感じる」みたいなレベルで、現実的な利用環境ではノイズが聴こえることはない。

もし音楽を聴いているときにノイズや歪みが聴こえたとしたら、それはDACまたはヘッドホン側、もしくは音源自体のノイズのはず。

周波数応答 / 解像度(分離感) / 音場

周波数特性は公称値で20 Hz~20 kHzで-0.03~+0.01 dB、10 Hz~50 kHzでも-0.15~+0.05 dBとほぼ完璧、実測値でも10 Hz~40 kHzまでほぼフラットなので文句なし。

出音もまさにフラットな印象で、音が変化してしまうこともなく、文字通りアンプとして純粋に信号を増幅するだけで、何も引かず何も足さない。オーディオ的に言うなら限りなく透明とかそんな感じ。

真空管アンプなんかは増幅時に歪みが生まれるので音が丸くなるとか太くなるとかありますが、AAA 789に関してはそれらとは無縁。オーディオ製品としての面白みは無いとも言える。良く言えばソースに忠実、悪く言えば無味乾燥で、HPAを買い漁っている人がベンチマーク機として1台持つのも良いんじゃないでしょうか。

最大出力の高さ / インピーダンスの低さ

出力はかなりパワフル(とくにバランス接続)なので、スタジオ用の高インピーダンスなヘッドホンや平面駆動ドライバーのヘッドホンだろうが難なく鳴らせるでしょう。とくに繋ぐヘッドホン/イヤホンを選ぶことはない。

Elexが完全開放型であることも相まって、音量を上げすぎるとスピーカー状態になります。そんな聴くのに耐えかねるレベルまで音量を上げてもフロアノイズが聴こてないのは流石。

バランスドアーマチュアドライバー3発(片耳あたり)のイヤホン「Ultimate Ears UE900S」を繋げてみると、アンプのパワーに余裕があるため、スマホやポータブルアンプで使うときには細くなりがちな低域が強く前に出てきて音が太くなる。

UE900sを繋いで気づきましたが、AAA 789は超低ノイズが特徴なので、高感度で低インピーダンスなイヤホン/ヘッドホンを繋いだときにボリュームを上げてもフロアノイズが聴こえてこないのが他製品に対する一番の優位性かもしれない。

発熱は筐体が少しぬるくなるかなー程度で、夏場でも気にせず使えるレベルです。

価格

価格については、同クラスの性能のヘッドホンアンプを探すと軽く10万円を超えてくるので、相対的に見れば安いと言っていいんじゃないかと。

悪い点

  • もう1段階低いゲイン設定がほしい
  • フルバランスではない
  • 単機能アンプなのでDACが別途必要
  • (単機能アンプで)5万は高い
  • 入手性が悪い

難点を挙げるとすれば、もう一段階小さいゲイン設定が欲しい。

たとえばElexの場合、インピーダンスが80Ωで感度も悪くない(104 dB SPL @ 1 mw)ため、バランスで繫ぐとギャングエラー寸前までボリュームを絞っても音が大きすぎる(入力レベルは+8 dBu)。

日中はそこまで絞って聴かないので問題にならないが、深夜の静かな部屋で就寝前に使うにはちょっと大きい。

シングルで繋げば全体の出力が下がるので、多少絞った時の音量も下げられる。基本的にバランス接続で得られるメリットは、出力上限が引き上げられることとステレオクロストークが下がることの2点なので、音がデカすぎる場合はステレオクロストークを犠牲にシングルで繋いだほうが良い。

またはプレイヤー側でデジタルボリュームを絞るか、DAC側の出力レベルを下げて入力レベルを下げるなりするしかない。これはこれでダイナミックレンジが犠牲になりますが。

入出力ともにバランスが用意されているので、フルバランスではないというのも少し惜しい。とはいえ、THX曰くフルバランスにすると製造コストが上がって価格も上がるらしいので、その分だけ安いなら良いかな。恐らくフルバランスになったところで変化が小さすぎて差に気付けない気がする。

DAC機能についても同様で、付いてくるに越したことはないけど、元々DACを持っているなら使わない機能で本体価格が上がってしまうことになるので、むしろ無い方が嬉しいかも。自分はDACを別に持っているので載っててもどうせ使わないので有り難い。

ただし誰もがDACまで揃っているわけではないので、コイツ1台とPCがあればそれでOKといかない分、他人にオススメはし辛い。

価格については、良い点にも挙げたように同性能のヘッドホンアンプ比で考えれば相対的に凄く安い。が、DAC非搭載の単機能アンプで5万円弱はやっぱりお高いかな……またそれなりの値段にも関わらず入手性が悪いのもいただけない。

あと自分のときは梱包がかなり雑(Dropが詰めてるのか工場出荷時点の梱包かは不明)で、明らかにサイズの小さいダンボールに無理やり押し込まれており、配送時(業者はDHL)の衝撃もあって化粧箱がぶっ潰れてました。まぁ肝心の中身には傷もなく機能にも問題は無かったので製品の評価には影響ありませんでした。

総評

総評としては、これ以上の性能のHi-Fiヘッドホンアンプは数える程度しかないので、買って後悔はしないハズ。自分としてはAAA 789でゴールした感があるので、もうヘッドホンアンプは買わずに済みそう。

項目評価
周波数応答5
ノイズレベルの低さ5
最大出力の高さ5
インピーダンスの低さ4
解像度(分離感)5
ステレオクロストークの小ささ4.5
音場4
入出力の豊富さ5
価格3
満足度5

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