11月に入り、「GeForce RTX 5090が実質生産終了になる」という話がX.com等で話題になっていますが、NVIDIAから同件を否定するコメントがあったようです。
GeForce RTX 5090 Founder Editionが終売になる?
話の発端はYouTuberのMoore’s Law is Deadで、大手小売店関係者によるタレコミが情報源。
大手小売店関係者「GeForce RTX 5090 Founder Editionは段階的に廃止され、MSRPモデルは時間の経過とともにほぼ存在しなくなると警告を受けています。
出荷が約束されているのはあと数回だけで(…)ホリデーシーズンが過ぎた後、実際どれだけのRTX 5090カードが購入できる状態になっているのかは不明瞭です。一部のWebサイトで購入できる可能性はありますが、大半の店で売価がMSRPに近いモデルの販売は期待できません」
米国小売店関係者「同じく今後RTX 5090の供給が大幅に制限されるだろうと聞いています」
Moore’s Law is Dead
簡潔にまとめると
- GeForce RTX 5090 Founder Editionが終売になる
- MSRP(メーカー小売希望価格)モデルも実質終売
- 年明け以降の在庫見通し立たず
という内容。
NVIDIAは生産終了を否定
上記に関して、WccftechがNVDIAに「製造中止の計画があるのか」を問い合わせたところ、NVIDIA広報担当者から「GeForce RTX 50シリーズのGPUは、全ラインナップが入手可能です(All GeForce RTX 50-Series GPUs available.)」と回答があったと同誌が報じています。
広報回答であり含みをもたせた表現だとしても、「(少なくとも直近に)生産数の変化は無く、直近の生産見直し予定もない」と解釈して良いでしょう。
11月3日時点では、NVIDIAの公式通販でGeForce RTX 5090 Founders Editionがリストから消えていますが、以前から入荷分が完売したらリストから消えて、入荷したら復活するため、入荷次第販売が再開されるハズ。
生産数には変化なし。ただし日本国内の販売価格は……?
ということで、騒がれている「GeForce RTX 5090が生産終了で終売になる」という事はなさそう。
しかし、生産数はこれまで通りというか当初計画通りであり、引き続きRTX 5090カードが販売されるとしても、価格がどうなっていくのかについてはNVIDIAから何も言及されていません。
アメリカでFounders Editionが発売時のMSRPから値上げされた例は過去にないため、FEが生産される限りMSRPモデルがゼロという事態は避けられそうです。
とはいえ、ここまでは基本的にはアメリカにおける話。日本でも話の大筋は同様ですが、円安の影響もあり、価格についてはアメリカよりも厳しい流れになるでしょう。
年末年始に向けて状況がどうなるか、要注目。



コメント