中国の新進スタートアップなファブレスメーカーから、何やら面白いモノが出るらしいという話。
“OnePlus One”は、中国の新進スタートアップであるOnePlusと、あのAndroidベースのカスタムROM開発で有名なCyanogenModによって共同開発されたスマートフォン。
なんと搭載OSは『CyanogenMod 11S』という、なんとも中国メーカーらしい異色なスマホ。
しかもただのイロモノ、というわけではないようで、プロセッサはSnapdragon 801、RAM 3GB、5.5inchでフルHDのIPSディスプレイをGorilla Glass 3でカバー……といった、他社のハイエンドモデルに引けをとらない仕様。
出回っていた主要スペックを、プロセッサが同じ『Snapdragon 801』のSony Xperia Z2, Samsung Galaxy S5と比較してみる。
OnePlus One | Sony Xperia Z2 | Samsung Galaxy S5 | |
OS | CyanogenMod 11S | Android 4.4.2 | Android 4.4.2 |
サイズ(mm) | 75.9 x 152.9 x 8.9 | 73.3 x 146.8 x 8.2 | 142 x 72.5 x 8.1 |
重量 | 162g | 163g | 145g |
プロセッサ | Snapdragon 801 2.5GHz Quad-core | Snapdragon 801 2.3GHz Quad-core | Snapdragon 801 2.5GHz Quad-core |
メモリ | ROM 16/32GB, RAM 3GB | ROM 16GB, RAM 3GB | ROM 16/32GB, RAM 2GB |
外部ストレージ | 無し | microSD, 128GBまで | microSD, 128GBまで |
ディスプレイ | 5.5inch、1080p (IPS LCD) | 5.2inch, 1080p (IPS LCD) | 5.1inch, 1080p (AMOLED) |
カメラ | リア:Sony Exmor IMX214 13MP, 2160p@?fps フロント: 5MP | リア: 20.7MP, 2160p@30fps フロント: 2.MP | リア: 16 MP, 2160p@30fps フロント: 2MP |
バッテリー容量 | 3100mAh | 3200mAh | 2800mAh |
WiFi | 802.11 a/b/g/n/ac, dual-band | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac, dual-band |
ROM | GSM, WCDMA, LTE | GSM, WCDMA, LTE | GSM, WCDMA, LTE |
なんと大体互角という。
しかもOnePlus OneはSIMフリー機とのことで、OnePlus曰く、“FLAGSHIP KILLER”。
確かにそう銘打って出すだけのことはあるハイスペックぶり。
が、スペックがいくら高かろうと、値段もハイエンドでは無意味。
参考までに先ほど仕様の比較に上げた二機種の価格は以下の通り。
- Sony Xperia Z2 16GB: 約80,000円(台湾価格)
- Samsung Galaxy S5 16GB: 約78,000円(香港価格)
たけぇ。
さてOnePlus Oneの価格は如何に。
- 16GBモデル: 約3万円(299ドル)
- 64GBモデル: 約3万6000円(349ドル)
安すぎィ!
(一体何をコストカットしたらこんな価格まで抑えられるのか気になるが、)競合モデルの半額以下という衝撃価格。
ということで、ぶっちぎりでコストパフォーマンスも良い、しかも面白そうなスマホが出るようです。
個人的に惜しいなぁと思ったのは
- 筐体のサイズがデカい
- microSDスロットが無い
あたり。
まぁこの値段でコレ以上を要求するのも野暮だけど。
ちなみにOSの『CyanogenMod 11S』は、Android 4.4.2ベースとのこと。
Nexus 5よりも安い&高性能なOnePlus One、発売は今年の第二四半期頃予定。
とはいえ日本で発売されるかは……出たら良いなぁ……
via TechCrunch Japan
コメント