RTX 3080 Tiは12GB GDDR6X搭載で4月発表か―RTX 3070 Tiも5月投入?【噂】

GPU
GPUウワサ
この記事は約6分で読めます。
記事内に広告が含まれる場合があります。

Warning: Undefined array key 5 in /home/vanillasalt/vanillasalt.net/public_html/wp-content/themes/cocoon-child-master/functions.php on line 123

長いこと噂されている「GeForce RTX 3080 Ti」ですが、AIBパートナー(ビデオカードメーカー)へ事前情報を通知し始めたようです。

スポンサーリンク

RTX 3080 Tiは4月に発表?

Videocardz.comがリーカーから得た情報によれば、RTX 3080 TiのGPUは「GA102-225」になるとのこと。

以前の噂では「GA102-250」とされていたので、微妙に数字が減っています。CUDAコア数は10,240基、VRAMは12 GB GDDR6X、カードのSKUはPG132-18となるようです。

情報の解禁(製品発表)は4月上旬に設定されており、発売日は4月中旬の予定。

ベースとなるコアはRTX 3090と3080 TiGA102のため共通。リーク情報の10,240 CUDAコアという仕様から、RTX 3080 TiはRTX 3090 (GA102-300)からStreaming Multiprocessor(SMs)2つをカット(無効化)した設計となるようです。

計算上GA102-250は、80 SMs / 80 RTコア / 320 TMUsになる(GPCsは7、ROPsは112でRTX 3090と共通)。

GA102-300(RTX 3090)のブロックダイアグラム。GA102-250(RTX 3080 Ti)は上図からさらにSMが2つ無効化された仕様になる?

クロックが不明のためRTX 3090(および3080)との性能差は不明ですが、スペックシート上のRTX 3090とRTX 3080の差は、ベースクロックで45 MHz、ブーストで25 MHzしかないため、その間の数字から外れることはなさそう。

VRAMについては、RTX 3090から半分の容量となる12 GB GDDR6Xで、バス幅は384-bit。当初の噂ではRTX 3080の2倍で20 GB GDDR6X搭載と言われていたので、大分規模が小さくなっています。GDDR6XはGDDR6に比べてかなり高コストという話も聞くので、MSRPを999ドル程度に抑えようと思ったら12 GBくらいが限度ということでしょう。

動作クロックはハッキリしませんが、VideocardzではRTX 3080と同じ19 Gbpsで試算しています。この場合、バス幅が異なるため帯域幅は864 GB/sとなり、936 GB/sのRTX 3090、760 GB/sのRTX 3080の丁度中間になります。

モデルGeForce RTX 3090GeForceRTX 3080 TiGeForceRTX 3080
GPUGA102-300GA102-250(?)GA102-200
SMs8280(?)68
CUDA10,49610,240(?)8,704
RTコア8280(?)68
Tensorコア328320(?)272
ROPs112112(?)96
ベースクロック1,395 MHz1,365 MHz(?)1,440 MHz
ブーストクロック1,695 MHz1,665 MHz(?)1,710 MHz
VRAM24 GB GDDR6X12 GB GDDR6X(?)10 GB GDDR6X
実効メモリクロック19.5 Gbps19 Gbps(?)19 Gbps
バス幅384-bit384-bit(?)320-bit
帯域幅936 GB/s864 GB/s(?)760 GB/s
TGP350 W320 W(?)320 W
MSRP1,499ドル999ドル(?)699ドル
発売(予定)日2020年9月24日2021年4月中旬(?)2020年9月17日
スポンサーリンク

RTX 3070 Tiも“RTX 3080 Mobileベース”で登場予定

さらにAIBパートナーに送られた情報によれば、RTX 3080 Tiに続いて「RTX 3070 Ti」も投入予定らしい。

現時点でのRTX 3070 Tiは、GPUに「GA104-400」コアを搭載するとのこと。

GA104ベースとなるとRTX 3070(GA104-300搭載)と同じコアですが、実は1月発表のノートPC向けRTX 3080 Mobileも同じくGA104ベースの製品で、カットオフされたユニットの無い“フルスペックGA104”である「GA104-775」コアを搭載しています。

そのため、RTX 3070 TiにRTX 3070よりも高い性能を持たせることを考えれば、RTX 3070 TiもRTX 3080 Mobileと同じく、6,144 CUDAコアを搭載したフルGA104搭載の可能性が高そう。

フルGA104のブロックダイアグラム。GA104-400(GeForce RTX 3070 Ti)もこの仕様になる?

VRAMに関しては、8GB GDDR6Xであるとのこと。これが本当だった場合、“実はGA104のメモリコントローラーがGDDR6Xに対応していた”ことになるため興味深い。

RTX 3070やRTX 3080 MobileはGDDR6搭載で、メモリコントローラーからGDDR6X対応が省かれていると思われていた。

性能的には、CUDAコアやVRAMの仕様からRTX 3080の80~90%程度となりそう。GA104ベースでRTコアが少ないため、レイトレーシング性能についてはRTX 3080と差が開きそうです。

発売時期については5月内に発売される見込み。NVIDIA的にはRTX 3080 Tiから約1ヶ月スパンで投入したいようです。MSRPはRTX 3080が699ドル、RTX 3070が499ドルなので、恐らく599ドルでしょう。

モデルGeForce RTX 3080 MobileGeForce RTX 3070 TiGeForce RTX 3070
GPUGA104-775GA104-400(?)GA104-300
SMs4848(?)46
CUDA6,1446,144(?)5,888
RTコア4848(?)46
Tensorコア192192(?)184
ROPs9696(?)96
ベースクロック1,110 MHz1,590 MHz(?)1,500 MHz
ブーストクロック1,545 MHz1,800 MHz(?)1,725 MHz
VRAM8 GB GDDR68 GB GDDR6X(?)8 GB GDDR6
実効メモリクロック14 Gbps19 Gbps(?)14 Gbps
バス幅256-bit256-bit(?)256-bit
帯域幅448 GB/s608 GB/s(?)448 GB/s
TGP125~150 W320 W(?)220 W
MSRP非公開599ドル(?)499ドル
発売(予定)日2021年2月2日2021年5月末(?)2020年10月29日

コメント

タイトルとURLをコピーしました